病院経営ウェブマガジン“Healthcare Compass (ヘルスケア・コンパス)”

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Dr.'s Prime (ドクターズプライム):救命救急医が提供する、救急車を断らない医師採用サービス

小迫です。今回紹介するのは、「Dr.'s Prime (ドクターズプライム)」。

先日、たまたまDr.'s Primeの方にお会いして、とても良いサービスだなぁと感じ、Healthcare Compassで紹介させていただくことにしました。

資料は提供いただきましたが、広告記事ではございません。客観性を担保するため、編集部Mさんに執筆してもらいました。

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こんにちは、編集部Mです。今回は、救急車を断らない医師採用サービス「Dr.'s Prime (ドクターズプライム)」をご紹介します。

 

救急の現場では何が起きているか?

救急外来を運営する病院はこんなことが起きている!?

24時間365日の体制で救急車を受け入れる病院は、様々な課題を日夜抱えています。

  • 救急車の要請を断ってしまう医師がいる。
  • 病院のルールを理解していない非常勤医師が、スタッフと問題を起こす。
  • 紹介会社を使っても非常勤医師を採用することができない。

また、救急外来運営の複雑性・重要性とは相反して、労働基準の厳格化や救急医の不足などから、どの病院も院内の常勤医師だけで運営するのが難しい状況となっています。救急車の受け入れを円滑に行うにあたっては、ひとつの病院で解決することが難しい状況です。

増える救急出動件数、減る救急病院

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全国的にみると、救急車の出動件数は増え続けています。

総務省の資料によれば、平成 30 年中の救急自動車による救急出動件数は 660 万となっており、対前年比で 26 万件増、搬送人員は596 万人で対前年比22 万人増と、救急出動件数、搬送人員ともに過去最多を記録しました。

この一方で、24時間体制での救急外来運営や入院患者の受け入れには、病院側に多くの人件費や設備費への投資が求められます。社会的意義が高い救急の領域ですが、経営的にだけ見ればその運営には覚悟が必要でもあり、そのような事情を反映してか、実際に救急病院の数は年々減少傾向にあります。

 

Dr.'s Primeのサービス内容

Dr.'s Primeは、このような現場の課題を解決するために作られた、救命救急医が提供する、救急車を断らない医師採用サービスです。

現場で起こりうる問題を未然に防ぐべき、医師の管理システムに工夫がなされていることが最大の特徴と言えるでしょう。

採用時:勤務ルールを明確化したうえでの勤務

救急外来を円滑に運営できるよう、Dr.'s Primeでは、病院と医師が事前に救急の受け入れに関する判断基準を共有します。これにより、医師は初めて勤務する病院でも明確なルールにしたがって働くことができます。

正直、こんなの当たり前なのでは!?と思うところもありますが、病院と医師の直接契約だと、病院が頭を下げて休日や夜間の当直医師に来てもらうというのがあるのも現状です。このような関係性だと、医師の問題行動があったとしても、病院側がフィードバックを医師に対して行いにくいという状況が予想されます。

一方でDr.'s Primeの場合、それぞれの病院で勤務する上でのルールを明確化することで、病院と医師の関係を平等に保つことができ、結果として救急外来の運営を円滑に行うことができます。

勤務時:救急車受け入れへのインセンティブ設計

Dr.'s Prime経由で紹介される医師には、基本給の他に救急車の受け入れや入院の受け入れに対するインセンティブが設定されています。
非常勤医師には救急車を受け入れる意欲が低くなる傾向があります。そもそも実際の臨床現場では、救急車を受け入れることによる医療トラブルのリスクがあります。それに対し、時給や日給で雇用されている非常勤医師の倫理観のみを拠り所とした対応には限界があるため、結果的に救急車を断ってしまう事例が多いのが現状
です。
また、時給や日給で雇われている非常勤医師は、その時間を過ごせばお金が得られるため、救急車を受けるよりも寝ていた方がいいという発想に陥りがちです。
しかし、このようにインセンティブを設定することで、医師が救急車を受け入れるモチベーションを保つことができますし、責任感を持って勤務している医師は相応の報酬を得ることができます。

勤務後:勤務後評価による選別

最後の特徴が、勤務後評価により医師の質の担保です。

医師の勤務後、病院は医師の勤務内容に対してアンケートを回答し、不当な救急車の断りがあるなど、勤務内容が一定ラインを下回った医師はサービスの利用停止という措置が取られます。
これにより、医師の質が担保され、病院は一定の水準を保った医療サービスを提供することができます。

 

Dr.'s Primeによりもたらされる効果

Dr.'s Primeでは救急医療に関わる以下の4者がメリットを得ることができます。

  • 患者:迅速な治療を受けることができる
  • 病院:救急車の受入数が増加し、売り上げが増加する
  • 医師:適切な評価により、高額な報酬を得ることができる
  • 救急隊:迅速な搬送ができるようになる

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医師の質を担保しつつ、救急車受け入れをスムーズに行えることができるDr.'s Primeは、そのような課題を解決できるサービスの一つになるのかもしれません。

 

診療報酬でも、救急車受け入れが評価される時代に?

これまで、救急患者の受け入れは、診療報酬において「救急入院医療管理加算」でしか評価されてきませんでした。この加算は、重篤な緊急入院の患者を受け入れた病院が、入院初期に多くの検査や治療を行うことに配慮した診療報酬項目ですが、ダイレクトに「救急車の受け入れ」を評価する診療報酬項目はこれまでありませんでした。

しかし2020年の診療報酬改定では、この救急入院医療管理加算に加えて、救急者で搬送された患者を多く受け入れる病院に対して、新たな加算がつけることが予想されています。実際に、2019年12月4日に開催された中医協では具体的な資料と併せてこのテーマについての議論がなされました。

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以上より救急車の受け入れが経営的に、より重要になることが予想されます。つまり、24時間365日の稼働が求められる急性期病院では、病院のルールを理解し働いてくれる医師を採用することがとても大切になります。Dr.'s Primeは、そのような時代も想定した、新しい医師募集サービスであるといえるのかもしれません。

 

気になった方は、

Dr.'s Prime (ドクターズプライム) のホームページへアクセスしてみてください。

病院向け:https://drsprime.com/hospital/

医師向け:https://drsprime.com/

 

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