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Healthcare Compass (ヘルスケアコンパス)

在宅医療特化型電子カルテ『HOMIS』

こんにちは、みほ🎐 (@miho_runrun) | Twitterです。
電子カルテシリーズもいよいよ最終回です。

これまではクリプラ・カルテZERO・デジカルをご紹介してきましたが
今回は『HOMIS』をご紹介します。

<目次>

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1. 『HOMIS』とは?その特徴をご紹介します

『HOMIS』とこれまでご紹介した電子カルテとの違いは、2つあります。

  1. 在宅医療に特化した電子カルテであること。
  2. 開発者が医師(在宅医療の先駆者である医療法人社団 悠翔会の佐々木医師)であること。

それらを踏まえた、電子カルテの特徴をご紹介します。

①在宅医療に特化した電子カルテ

これまでご紹介してきた電子カルテは、外来診療を行うクリニックに特化した電子カルテでした。対して『HOMIS』は在宅医療に特化しています。在宅医療は、外来診療とは異なり、算定する診療報酬の種類が非常に多いです。理由として、在宅医療は医療保険と介護保険のどちらも関わってくること、診療だけでなく、看護や歯科、リハビリも関わってくること、等があります。そのため、HOMISでは医療介護の請求一括管理を可能にし、必要書類等の自動作成・送付を可能にする機能が備わっています。

 

②開発者が医師であること

開発者が医師であることから、医師が必要とする機能が搭載されているのはもちろんです。そしてそれに加え、単なる「使いやすさ」にスポットを当てた機能以外にも、「在宅医療に関わる医師としての想い」が搭載されていることが特徴的です。

というのも、『HOMIS』には、その患者に対する身体的状態はもちろん、療養方針や対応ルール、患者の「ものがたり」が整理されるようになっています。

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在宅医療は24時間の対応が必要であるため、場合によっては主治医以外の対応が必要になります。そのような場合でも、その患者の想いに寄り添った対応ができるような「ものがたり」の情報まで記入できるようになっています。

まさに、臨床家である医師が開発者だからこそ搭載されている機能と言えるでしょう。

(以下、公式HPより抜粋)

診療内容はもちろん、療養方針や対応ルール、そして患者の「ものがたり」が整理され、主治医でなくとも違和感なく、連続した在宅医療が提供できるようになりました。これにより、患者の満足度を犠牲にすることなく、医師の勤務を昼夜完全に分離し、一人の主治医が24時間働き続けるという、従来陥りがちだった過酷な状況を解消できました。

 

2. 他類似サービスとの優位点

在宅医療に特化しているからこその細やかな優位点は多いです。
参考:http://www.homis.jp/whatis/features/

しかし、一番の優位点は「夜間当直連携」を可能にしている、という点です。

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在宅医療にまつわる診療報酬の中で、機能強化型在宅支援診療という内容があります。これらの要件の中に常勤医の数や、年間看取り件数等がありますが、これらを満たそうと思うと、夜間の当直診療を整える必要があります。

とはいえ、日本の在宅医療は、医師の数が圧倒的に不足します。
そこで、複数の在宅医療クリニックと連携し、共同当直制度を行っています。
共通のネットワーク基盤を利用することで、仕組みで共同当直を支えています。

初めて対応する患者でも、対応方法がわかっていたり、これまでの経過が把握できると、標準医療の提供にも、患者家族の満足度にも繋がります。

 

3. まとめ

『HOMIS』は医師が開発しているからこそ「ものがたり」の搭載を意識しているなど、想いのこもった仕様になっています。

単なるシステムで終わらせず、効率化と対人医療の良さをどちらも兼ねた内容になっている点が非常に素晴らしい点で、ベンダー側にはなかなか真似できない良さと言えます。


これまでクリプラ・カルテZERO・デジカル・HOMISと4社の電子カルテサービスをご紹介してきました。

  • 圧倒的UI・UXとMEDLEYとの連携を強みにした『クリプラ』
  • 完全無料型を実現し、導入障壁を下げた『カルテZERO』
  • 徹底的に医師の業務負担削減にこだわったAI搭載の『デジカル』
  • そして、医師の想いがこもった「ものがたり」までも提供できる『HOMIS』

同じクラウド型電子カルテといえど、それぞれに特徴があることがわかるかと思います。

これからも電子カルテはじめ、医療のSaaS開発は進む流れですが、医療従事者・患者・ベンダーそれぞれのとって良い製品開発が進む世の中になるよう、私自信も情報発信を続けられればと思います。

 

参照

 

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Healthcare Ops 代表の小迫です。

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