こんにちは、みほです。
電子カルテシリーズもいよいよ後半戦です。
これまではクリプラ・カルテZEROをご紹介してきましたが 今回はこれまでとは全く違う特徴のある『デジカル』をご紹介します。
どのような点がこれまでと全く違うのでしょうか。 前回と同様、
- 扱いやすさ(UIUXの観点)
- 使いやすさ(レセコン等との連携)
- 価格帯
を中心にみていきたいと思います。
<目次>
1. デジカルとは??基本内容をご説明します
それでは早速みていきましょう!
デジカルのコンセプトは「医療に集中できる環境を超低コストで。」。
デジカル株式会社が運営しているクラウド型の電子カルテです。
コンセプトの通り、医療者が営業マン対応にムダな時間を取らない姿勢が徹底されています。その例として、デジカルの説明をオンライン映像から閲覧可能等の工夫があります。
そして、デジカルはこれまでご紹介した電子カルテと同じく、
- 安価な価格帯
- レセコン一体型を提供可能
- 優れたUIUX
に加え
- AIによる自動学習機能
- m3.comとの連携
の機能が備わっています。ついにAI登場です!
まずは前半3点をご説明します。
安価な価格帯
初期は無料で利用ができます。 お試しで気軽に触れるのは他の電子カルテ同様、ありがたいですね。 本契約となった場合は月額9,800円(レセコン一体型だと19,800円)となります。
レセコン一体型を提供可能
プランは大きく3つあります。
(ⅰ)電子カルテのみ
(ⅱ)電子カルテ+レセコン
(ⅲ)レセコンのみ
他レセコンからのデータ移行は有料となっていますので、 この点は前回ご紹介した『カルテZERO』のほうが優れています。
優れたUIUX
UIが優れているのはもちろんのこと、 次にご紹介する
- m3.comとの連携
- You Tubeでのマニュアル
- Webでのオンライン営業
- 他利用医師に使用感をヒアリングできる
など、電子カルテのUIにとどまらない設計が、UXの向上をもたらしています。
2. 他類似サービスとの圧倒的優位点
次に『デジカル』に特徴的な後半2点をご紹介します。この2点は圧倒的優位点でもあります。
- AIによる自動学習機能
- m3.comとの連携
AIによる自動学習機能
カルテ・レセコンともにAIの学習機能がついています。
学習機能とは、入力された情報や実行された操作を記憶し、その記憶をふまえてより適切な処理を行うように最適化する機能のことです。
クリニックを受診する患者さんは、大きな変化がない方が多いので
これは大変ありがたい機能ですね。
処置入力や症状詳記の負担が削減できます。
処方以外も“DO処方する”のようなイメージですね。
実際にオーダーの入力時間は80%減少しているようです。
レセコンはAIによる自動学習機能がついている“デジカルレセコン”とORCAから選択することができます。
m3.comとの連携
m3.comは医療版Yahooのようなサイトで、医療業界に関するニュースや新製品、海外の論文内容等が紹介されています。
医師は、m3.comを検索エンジンとして利用します。
クリニックでは医師数も少なく、自分では自信ない内容を気軽に聞くことができないので
m3.comですぐに調べられるのは、ムダな時間の削減に繋がりそうです。
補足ですが、第二回の記事でご紹介して『クリプラ』は株式会社メドレーと連携していました。
自社では補えない情報を他社サービスと連携することで補填し、サービス自体の価値を向上させています。
3. まとめ
『デジカル』はこれまでご紹介した電子カルテと同様、安価な価格やレセコン一体化など、クリニックの開業医が使いやすい仕様になっていました。
そしてさらに特徴として、AIによる自動学習機能やm3.comとの連携によって、医師の負担軽減を図るという点がありました。 具体的には
- 処置や処方、カルテ記載のレコメンド機能
- 不明点をすぐにm3.comで検索できる
などが機能として備わっています。
ご検討されたい方は、webでの説明はもちろん、使用歴のある医師の皆様にぜひ説明を聞いてみてください。
次回は、最後のサービスHOMISです。
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第2回
第3回
第5回
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