こんにちは。みほ です。
連載記事も3記事目です。今回は完全無料の電子カルテ『カルテZERO』を解説していきます。
ネットプリントのトップシェアを誇るしまうまプリント立ち上げた方が「電子カルテでもネットプリントと同じく、価格破壊で新しいマーケットを作れるのでは」というところから立ち上げたのが「カルテZERO」です。
(参考:https://www.projectdesign.jp/201703/health-industry-of-regions/003479.php)
前回と同様、
- 扱いやすさ(UIUXの観点)
- 使いやすさ(レセコン等との連携)
- 価格帯
<目次>
1. きりんカルテシステム株式会社が開発した『カルテZERO』とは?
立ち上げ背景にもあるように、カルテZEROは“完全無料型”が一番の特徴です。
なぜ無料で運営できるのか?というと、
- 薬剤情報掲載に対する広告費
- 経営支援オプションサービス
により、別のところからのキャッシュポイントがある、という理由があります。
電子カルテの導入費含め利用料は一切必要ない、というのは利用者にとって利用障壁がとても低くなります。
これまで費用対効果を気にしていたクリニックには朗報です。
『カルテZERO』はクリプラと同じくレセコン一体型となっています。 追加でかかる費用もなく、気軽に導入できる料金体系が特徴的です。
また、UI・UXについては導入クリニック様の感想(https://xirapha.jp/case/)を見る限り改善の余地がありそうですが、お客様の声に対する迅速な対応も感じられます。 また、電子マニュアルを公式HP(https://xirapha.jp/support/#sprtManBace)に掲載していたりと、お困りごとをすぐに解決できるサポート体制が充実しています。
2. 他類似サービスとの圧倒的優位点
『カルテZERO』の圧倒的優位点は“導入障壁が低い”ことです。 “導入障壁が低い”理由として、「低価格(無料)」と「サポート機能の充実」があります。
「低価格」は言わずもがな利用価格が無料であること。
「サポート機能の充実」には、
- 従来利用していた電子カルテから『カルテZERO』へ切り替える情報移行サービス
- レセコンだけの利用が可能(紙カルテ+レセコン)
- 導入時には操作指導や研修も実施
があります。
まさに、電子カルテを導入する際の「面倒なあれこれ」をすべて解決してくれるサポート体制が整っています。
さらに“電子カルテ情報を利用した経営面へのサポート機能”を備えているところも特徴的です。
特に以下の2つのサービスが特徴的です。
カルテFRM
クリニックを経営していく上でのファイナンス管理にとても便利です。
事務作業者負担も軽減。
そして人件費(残業代)削減にも繋がります。
診察予約ZERO
クリニック収益の肝でもある外来患者数を担保する上で、とても有効的な手段と言えそうです。
クリニック収益は、「患者一人あたりの総点数 × 1日の患者数」で決まります。
患者数は大事な指標ですので、そこを増やすシステムを無料で利用できるのはとてもありがたいです。
3. まとめ
クラウド電子カルテ紹介第2回目は『カルテZERO』でした。 完全無料化という金額面以外にも、様々な導入障壁を低くするサービスを搭載しています。
さらに電子カルテ情報を利用した経営サポートにもサービス派生しており、 一石二鳥にもなる電子カルテと言えそうです。
電子カルテ情報が蓄積していくと、次はビッグデータを利用した派生サービスも出てくるのでしょうか。これまでに引き続き、利用者目線で便利なサービスがどう増えていくのか、非常に楽しみです。
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