「『ありがとう』ポイントを貯めてみればいいんじゃない?」
偉い人との面談でこう言われたとき、ハッとしました。
いつもヘルスケアコンパスを読んでいただき、ありがとうございます。小迫です。
私はプロジェクトマネジメントを生業(なりわい)としています。生業というか、一番得意なスキルです。
転職して初めて、全然うまくいかないプロジェクトもあるんだなーと知りました。本当になにをやっても、うまくいきませんでした。
当時、プライベート(実家)のこともいろいろあって、気も立っていたのかもしれません。
そんなときに教えてもらった「ありがとう」ポイント。これが私の働き方に大きく影響しました。
なんで会社員をやっているのか?
会社員として、毎日決まった時間に会社に出社して、ある程度固定されたメンバーと顔を合わせ、淡々と仕事をしています。
たまに、「フリーランスや自営業でもいいんじゃないか?」と思うこともあります。
だけど、今のところ(2018年5月時点)は、会社員を続ける選択をしています。
なぜか?理由は2つあります。
- チームでしかできない大きな仕事を経験できること
- 会社や上司の責任のもと、思いっきりバットが振れること
つまり、私は大きな仕事(売上や影響する人数において)をチームで行うことに価値を置いています。それをプロジェクトマネージャーとして実行していきたいです。
プロジェクトマネージャーは、関係する人が「動いて」くれなければ、仕事は全く進みません。
「ありがとう」ポイントを知る直前まで、なかなかチームが上手に動けていませんでした。
「ありがとう」ポイントを貯める
「ありがとう」ポイントとは何か?
それは、人から自分にありがとうを言ってもらった数です。
偉い人との面談で、「まずは、誰かから一日一回『ありがとう』って言ってもらう仕事をしたら?」と助言をもらいました。
真意として、ありがとうを言ってもらえる仕事をすることで、相手からの自分への信頼が強くなります。
本当に周りの人に動いてもらって大きな仕事をしなきゃいけないときに、この自分への信頼をどれだけの人からどのくらい集められたかで、仕事のスピードや質が変わってくると教わりました。
うまくいってなかった自分を思い返してみると、自分の思った通りに動いてもらうことがプロジェクトマネジメントだと思っていました。
「ありがとう」ポイントを知ってから、仕事とは相手ありきなんだなぁと考えるようになりました。
「ありがとう」ポイントを配る
「ありがとう」ポイントを知って2年ほど経って、私はこのポイントを積極的に配ってみようと思うようになりました。
「ミーティングの司会、ありがとう」
「先日は飲み会楽しかったね、ありがとう」
「ありがとう、オリゴ糖」
ありがとうを配ることで、自分に協力してくれる人が増えた気がします。
自分が相手を信頼することで、相手が自分にお返しをしてくれるようになった気がしています。
それからというもの、無駄には配りませんが、適切なタイミングを逃さないように「ありがとう」というようになりました。
単純なことを積み重ねる意味
「ローマは一日にして成らず」という言葉の意味を、小さい頃はわかりませんでした。
そりゃ、六本木ヒルズだってZoom Zoom スタジアムだって、一日でできないんだから、毎日やんなきゃいけないだろっ!って思ってました。
大事業を成し遂げるには長い努力の積み重ねが必要、という意味ですね。
私が何のために会社員を続けているかというと、「大きな仕事」をするためです。
大きな仕事をみんなでやるには、小さな積み重ねが必要です。
その小さな積み重ねのひとつが「ありがとう」でした。