こんにちは、Healthcare Ops代表の小迫です。
今回は、事業家・ベンチャーキャピタリストが語るクリニックの立ち上げ方に関する記事を見つけたので、まとめてみます。
クリニックの立ち上げ方について話していたのはYahoo! JAPAN執行役員の小澤隆生氏です。彼は医療経営は門外漢のはずですが、彼独自のフレームワークを使って立川のナビタスクリニックの立ち上げに成功しています。
ヤフー小澤氏についてはこちら:借金60億から始まったヤフー小澤隆生の人生すごろく
今回は、
ナビタスクリニック立ち上げにあたって使ったフレームワークについてご紹介します。
Yahoo! JAPAN 執行役員小澤氏に学ぶクリニックの立ち上げ方
参照した記事
1. どんなものか
医療は、保険適用内において、法律によって価格と商品(医療行為)が決まっています。その中で新しくクリニックを立ち上げるためには、力を入れる要素を因数分解して考える必要があります。
2. どんなところがすごいのか
小澤氏は以下の4つを点数計算して、考えているそうです。
- 商品
- マーケティング
- 購入フロー
- リピート
各項目の基準点を1とすれば、1×1×1×1=1点となり、事前調査を行うことで、対象となるビジネスの平均点がわかります。4項目のうち、自分たちはどの項目を、どの程度伸ばして勝ちにいくのか? それによって、ビジネスの成功の幅が決まります。
実際におこなった施策
(筆者作成)
3. 根拠・論拠
ナビタスクリニック立川で実践。実際に成功。
4. 議論の余地
とくになし
5. 自分の感想
このフレームワークが、すべてのクリニック経営全てに使えるとは考えにくいですが、各病院の事業の立ち上げや診療科に特化したクリニックの立ち上げにおいては役に立つ考え方だと思いました。場所選び、自由診療の考え方、ホームページやFacebook等におけるマーケティングの考え方において、とても参考になります。
ナビタスクリニックとは?
運営しているのは、医療法人鉄医会。理事長は、久住 英二氏。
久住氏は、Twitterで積極的にHPVワクチン、インフルエンザワクチンを進めていて、公衆衛生の観点で好感が持てるツイートが多いです。
インフルエンザワクチン
— 久住英二 HPVワクチン接種済 (@KusumiEiji) 2017年12月10日
今来たら打てますよー
あと15人分
ナビタスクリニック新宿はバスタ新宿となりNEWoMan7階
10:10 12/10/2017 pic.twitter.com/buUJ2O1UMb
デマツイートに関しても熱心に訂正されてて、高い志をもってクリニック経営をしていることが伺えます。
これも典型的なデマです。
— 久住英二 HPVワクチン接種済 (@KusumiEiji) 2018年1月21日
血清型により感染頻度、発がん性に差があり、4価ワクチンで約70%、9価ワクチンで約90%の子宮頸がんが予防可能です。 https://t.co/2poV1Rj6zg
最後に
今回は事業家・ベンチャーキャピタリストに学ぶクリニックの立ち上げ方についてまとめてみました。フレームワークが絶対とは限りませんが、実際に使って成功した例を見ると、事前にきちんと考え、計画することが大切であることがわかります。
参照