病院経営/医療経営ブログ“Healthcare Compass (ヘルスケアコンパス)”

Healthcare Compass (ヘルスケアコンパス)。病院経営/医療経営ブログメディア。病院経営/医療経営界隈で気になったことをまとめています。

Healthcare Compass (ヘルスケアコンパス)

全国の病院 医師数トップ10を調べてみた(平成27年度)

編集部Mです。

今回は、全国の病院の医師数トップ10を調べてみました。

f:id:massy535:20180114225409p:plain

前回の「全国の病院 患者数トップ10を調べてみた」に引き続き、「病院情報局」に掲載されているデータをもとにまとめています。

 

指標の定義

医師数:常勤医師+非常勤医師の常勤人数換算(平成28年1月時点での掲載情報)

病床数:病院が有する総病床数(一般病床、療養病床、精神病床、結核病床、感染症病床の合計)

となっています。

なお「医師数が多い」という情報から、「1人の患者さんに対してどれだけの医師がいるか?」ということが分かることが重要だと考えました。そこで、医師数の横に病床数を追加し、医師数/病床数で「一病床当たりの医師数」を算出しています。この指標が2であれば一人の患者さんに2人の医師が診ている体制、指標が0.8であれば一人の患者さんに0.8人の医師が診ている体制、といえることができます。

 

トップ10の病院

医師数トップ10の病院は、下記のようになっていました。

No. 病院名 都道府県 医師数 病床数 1病床あたりの医師数
1 東京女子医科大学病院 東京都新宿区 1,135 1379 0.82
2 東京大学医学部附属病院 東京都文京区 1,013 1217 0.83
3 大阪大学医学部附属病院 大阪府吹田市 838 1086 0.77
4 順天堂大学医学部附属 順天堂医院 東京都文京区 714 1020 0.70
5 京都大学医学部附属病院 京都市左京区 714 1121 0.64
6 慶應義塾大学病院 東京都新宿区 682 1044 0.65
7 神戸大学医学部附属病院 兵庫県神戸市 680 934 0.73
8 東京医科大学病院 東京都新宿区 676 1015 0.67
9 東京慈恵会医科大学附属病院 東京都港区 652 1075 0.61
10 大阪市立大学医学部附属病院 大阪府大阪市 638 972 0.66


 
※対象となる病院は、患者数と同様に、DPC制度に参加している病院のみとなります。

トップ10から見えること

病院の種類:トップ10はすべて大学病院

「医師数」で見ると大学病院が上位に来る傾向がより如実です。トップ10では、全ての病院が大学病院でした。(ちなみにそのあとトップ50くらいまでもずっと大学病院が続きます。)

 

病院の地域:10病院中6病院が東京都内に存在

地域については、TOP10のうち6割の病院が東京にあります。

それ以外の病院は、大阪(大阪大学、大阪市立大学)、兵庫(神戸大学)、京都(京都大学)と関西の国公立大学の附属病院が入っており、人口集中地区に規模が大きく、医師数も充実した病院が揃っていることが分かります。

 

一病床あたりの医師数:大学病院はすべて0.6点以上

この指標について調べてみたところ、0.5点以上になるのはほぼ大学病院で、市中病院は0.4以下が目安になるようです。

前回の記事で調べた患者数ランキングで全国1位だった倉敷中央病院は1,066床に対して医師数440人で0.41医師/病床、患者数で全国8位だった名古屋赤十字病院は812床に対して医師数275人で0.34医師/病床、でした。

 

医師数/病床について、

大学病院には研究・教育を中心に行う医師も多くいると思われますので、この指標を比較して良い・悪いは判断出来ません。

市中病院に関していえば、この病院情報局に出てくる数字を比較してみると、「0.3~0.4医師/病床」あたりが医師の人員数の目安になってくるようです。近くの病院がどの程度の医師配置なのか?を調べてみると面白いかもしれません。

 

参照

 

 

“Healthcare Compass”では、最新記事をメールでもお知らせしてます。