病院経営ウェブマガジン“Healthcare Compass (ヘルスケア・コンパス)”

Healthcare Compass (ヘルスケア・コンパス)。病院経営ウェブマガジン。病院経営の中でも急性期病院の経営・運営に携わる人のためのメディアです。

Healthcare Compass (ヘルスケアコンパス)

病院のUXは、すべてJCIから学んだ

プロダクトの追加機能開発。期間は3ヶ月。プロジェクトマネージャーは私。エンジニア6人、デザインエンジニアが1人。自分史上、最も出来が悪いプロジェクトのひとつでした。※デザインエンジニアとは、デザイナーとエンジニア両方の価値観をもって、ものづ…

ヤフーをやめて、病院業界に戻る理由

Healthcare Compassを運営しています、小迫です。これはいわゆる転職エントリーです。2019年8月1日から、医療法人鉄蕉会 亀田総合病院の経営企画部で働くことにしました。 2014年の7月からヤフーにお世話になり、丸5年働きました。もともとは、新卒で聖路加…

赤字病院支援は、債務対応と費用削減のアドバイスでいいのか?

Healthcare Compass編集部です。 2019年7月下旬、気になるニュースがTwitterで流れてきました。 記事を抜粋すると、 日本政策投資銀行や三井住友ファイナンス&リースは民間病院の経営支援を目的とするファンドを立ち上げる。ファンドが受け皿となって過剰な…

自発的に週報を書けば、勝手に仕事が進む

医療機関で働いていると、職種とチームが交錯します。 Aさんの所属は、事務職の医事課入院係。毎日医事の仕事をしていますが、直近忙しいのは、とある委員会のプロジェクト。オーナーは、副院長の医師。プロジェクトメンバーには、入院病棟の看護師のアシス…

チーム医療に必要なのは明確なビジョン

「チーム医療が質の高い医療に必要です」というセミナーがあったとしても、具体的にどのような行動をするべきかが明確に示されないことがあります。 チームのコミュニケーション向上のために申し送りのチェックリストを導入する際に、目標を明確に伝えられず…

日々の仕事でリスクを取る練習していますか?

会議で、若手が突然の挙手。 「それは違うと思います。世の中の流れを見ても、絶対A案で実施すべきです!」 ざわめく会議室。なんとなく変な雰囲気。 最終的に、会議のオーナーが「若手のN君の意見もあるが、今回は既定路線のB案で行きましょう。」で締めく…

医療機器のUI/UXデザイン〜デザインプロセスの全容〜

私は株式会社ジャイロで医療機器の画面や教育コンテンツのUI/UXデザインおよびディレクションを行なっています。医療機器のデザイン業務は、主にメーカーから受注しています。 10年前に心臓カテーテル用検査装置の画面デザインを受注して以来、心電計、血圧…

心理的安全性を求める前に私たちができること

「心理的安全性」という言葉があまりにも有名になってしまいました。 心理的安全性とは、自分の言動が他者に与える影響を強く意識することなく感じたままの想いを素直に伝えることのできる環境や雰囲気のことです。チーム生産性を高める唯一の方法として、米…

無い袖は振れない組織で、どうやって働くべきか

こんにちは、Healthcare Compassの小迫です。 最近月に3本ほど寄稿いただけるようになり、自分自身の執筆スペースが落ちてきました。腕がなまらないように少しずつでも書かなければ・・・と思い、今回は私が最近仕事について感じたことを書いていきます。 2…

電子カルテに関わる際に知っておきたいシステム開発の基本

先日、Twitterでこんなやりとりを見つけました。 じゃあ、どうすんの、って、医療従事者は本当間違いなく超働いている。業務量調査などで彼らの業務を圧迫しているのは記録や情報収集。つまり電子カルテの利便性。電子カルテ作り直せ作り直せって、色んな人…

医療関連感染対策のかしこい選び方

医療関連感染の多くは予防可能 院内感染という言葉を聞いたことがありますか? 院内感染は、入院したあとに、何らかの医療を受けたことがきっかけとなって起こる感染です。つまり、病「院」の「内」側で発生する感染なのですが、医療にからむ感染リスクは病…

NTTデータに勤めていた僕が医療機関に転職したわけ

「今休んで、いいと思っているの?」 当時のプロジェクトリーダーの言葉が、私のUターンのきっかけです。 NTTデータで勤めて4年目のある夏の日、祖母が他界したとの連絡がありました。4月から関わっていた石油最大手の会社へのシステム提案が佳境になってい…

最先端クリニックを受診して考えた患者安全と感染管理

本記事は、個人的な体験をベースに書いています。 最先端のクリニック運営 先日、最先端の経営を行なっていることで有名なチェーンのクリニックを受診しました。このクリニックは、ベンチャーキャピタルから資金調達をして、テクノロジーを駆使してクリニッ…

DPC病院として生き残る上での課題とは

こんにちは、中村実穂です。 私は看護師免許を持ちつつ、臨床従事後、病院向けDPC支援や採用コンサルティング業務に従事し、今は医療機器を開発するベンチャー企業で働いています。 多数のDPC病院の実態を知る中で、DPC病院として有り続けることの管理・現場…

医療広告ガイドライン:攻める広報の道しるべ

「1,137件」 これは、病院ホームページなどの広告表現を監視している医療機関ネットパトロールで「違反の疑いあり」として審査対象となったウェブサイトの数(2018年4月~9月)です。 この数字をどのように思われましたか?この直前の半年では678件で、ほぼ…

公立病院の統合/再編にビジョンはあるのか?

2019年4月末に気になるニュースを目にしました。 重要な部分を引用すると、以下のとおりです。 国や自治体の公立病院、日赤などの公的病院について、厚生労働省は24日、手術件数などを分析し治療実績が乏しい場合は統合や再編を促すことを決めた。 分散して…

生き残りをかけた病院の患者獲得戦略

日本の人口は減る。病院の需要は下がる。 「少子高齢化が進む日本において、急性期病院は多すぎる。」 厚生労働省が病床機能報告を代表とする様々な手段で集約した医療ビッグデータから、この答えを導き出してから短くない期間が経過しました。一方、当事者…

病院経営の実務:アメリカ留学で得られるスキルと経験

病院経営と聞いてどういう業務を思い浮かべますか? DPCの分析をして、集患戦略を考えること 財務諸表を読み解いて、経営改善をすること 患者満足度向上のための調査とPDCAを回すこと 自分が担当する業務を中心に「これをやってこそ、病院経営だ!」という主…

医師採用に強い病院になるために〜戦略的医師採用のススメ〜

こんにちは、中村実穂です。 “医療従事者が働きがいをもって活躍できる世界の実現”を人生のミッションとする私は、いくつもの病院をご支援する中で「いいお医者さんがほしい」というセリフを数多く聞いてきました。 昔は「いいお医者さん」というワードで採…

医療安全向上のために医療機器デザインを思考する

医療安全とデザイン 医療安全を向上させる方法として、医療機器などモノの使いやすさにも着目する必要があります。 人間が処理できる情報量や同時に管理できるタスクには限界がある事が知られています。また1つのタスクに集中すると、他の情報の変化を観察…

電子カルテは連携がカギ:クリプラに学ぶSaaS展開

刻々と変化するクリニック向け電子カルテ 電子カルテ業界が、少しずつ前進しています。 電子カルテ特集をして、1年が経過しようとしています。 大病院向けの電子カルテはまだまだ良い話を聞かない昨今ですが、クリニック向け電子カルテは日々進化をしていま…

器用貧乏だった私が「やり抜く力」を手に入れるまで

幼い頃から器用貧乏 私は幼い頃から物覚えが良かったです。 幼稚園で日本地図を覚え、世界地図も覚え、世界の国旗まで覚えました。 小学生のときはミニバスケットボールをやっていて、運動もそこそこでき、勉強に困ったこともなかったです。 中学受験したほ…

画像診断アプリのUIデザイン -よりよいユーザー体験を目指す-

富士フイルム株式会社 UI/UXデザイナー石垣 純一 「画面の余白が全然無い。」 デザインを担当する画像診断ビューアアプリを初めて見たときの印象でした。 私はメーカー企業で放射線科医が読影業務を行うための画像ビューアアプリのUIデザインを行なっていま…

ダメ看護師の私が急性期病棟で出会った、奇跡のプリセプター

ダメ看シリーズ第二弾(私が勝手に名付けているだけであるし、第二回で終わりである)。本日はダメ看である私の病棟時代のプリセプターさんについてお伝えしていこう。 ちなみに第一弾、「奇跡の師長」編はこちらから読めるので、ぜひ読まれたし。 奇跡のプ…

最高の医療を受け続けるために、いまやるべきこと

「世界最高」の日本の医療システムが危機に瀕している 人によって解釈は異なると思うし、世界最高なんてデータはないが、私は日本の医療システムは最高だと思っています。 実際のデータを元に、できるだけ最新の情報を参照すると、Bloombergが発表している医…

ダメ看護師の私が急性期病棟で出会った、奇跡の師長

私はダメ看である。 自他共に認める。 その名は、病院という建物をはるかに飛び越え、各地に病院が運営する訪問看護ステーションにまで轟いていたという。 臨床を離れて大学院に進学した今ですら、まったく病院とは関係のない初対面の人から「臨床苦手ってほ…

Apple Pencil 対応 iPadを買って、気持ちよく仕事をしよう!

こんにちは、小迫です。 いつも病院経営ウェブマガジン“Healthcare Compass (ヘルスケア・コンパス)”を読んでいただき、ありがとうございます。 「iPad ProとApple Pencil」をこの1年使ってみました。とても便利なので、iPad と Apple Pencilについて紹介し…

医師のブラック労働の原因は、いまの診療報酬制度

医師の超長時間労働の問題 2019年3月、医師の超長時間労働を国が認めようとする規制が成立しようとしています。 厚生労働省は13日、医師の働き方改革を議論する有識者検討会を開き、医師の残業時間の上限規制を最大で「年1860時間(月155時間相当)」とする…

Healthcare Compassが生まれ変わります!

こんにちは、Healthcare Compassの小迫です。 これまで小迫と編集部でコンテンツ作成を行ってきましたが、今後は読者の皆様からもご寄稿を大々的にお受けすることにしました。 一般社団法人Healthcare Opsとして、個別に最適化している医療経営・運営のノウ…

2019年上半期:IT企業に転職してやっとわかった、パソコンの選び方

こんにちは、小迫です。 今回は、「IT企業に転職してわかった、パソコンの選び方」について書いていきます。※ここでいうパソコンは、ラップトップ(ノートパソコン)に限定させてください。 とりあえず、Macを買えばいい 大学生のころから社会人3年目くらい…